どうも、ファミキャン主体のりーほーです。題名で「ソロキャンはとても満たされる」とかいいながら、ソロキャンしたことありません。すみません。
今回はイワタニのジュニアコンパクトバーナー、FUTURE FOXの製品、さらにCHUMSの5インチスキレットを組み合わせたら、ファミキャンはもちろんソロキャンにも最高じゃない?と感じたので皆さんにお伝えします。
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
まずは本記事の主役、イワタニジュニアコンパクトバーナーの紹介。
こちらは、カセットコンロなどで老舗中の老舗である岩谷産業から出ている折りたたみ式のコンパクトバーナーです。
まずはこちらを購入するに至った経緯をご説明しましょう。
私がガスバーナーを選ぶ上での大前提とした条件はこちら↓。
・コンパクトになること
・国産有名メーカーであること
条件その1 CB缶を使えること
まずはこちらが大前提でした。ガスバーナーやコンロに使えるガスボンベは、CB缶とOD缶があります。それぞれのメリットデメリットはこちら↓。
・CB缶(カセットボンベ缶)
メリット:安くてどこでも買える(100均にも売ってる。スーパーやコンビニなどどこでも買える。)
デメリット:キャンプ仕様ではないため、寒冷地などでは火がなかなかつかなかったり火力が弱かったりする。
・OD缶(アウトドア缶)
メリット:アウトドア仕様のため、寒冷地でも安定した火力が得られる。
デメリット:高い。アウトドアショップなどでないと売っていない。(キャンプで忘れたらコンロを使えない可能性がある。)
うちは超がつくほどの寒冷地には行かない点、キャンプに慣れては来たものの、忘れ物なども良くする点、コスパなどを鑑みて、火力の安定性は劣るがどこでも買えてコスパが良いCB缶のバーナーから選ぶことにしました。
なお、先日のキャンプでは朝に霜が張るほどの寒さでしたが、CB缶+イワタニのバーナーで問題なくお湯を沸かすことができました。
条件その2 コンパクトになること
キャンプにおいては携行性も大事。道具を無限に持って行けるわけではないので、コンパクトさは重要なポイントです。
条件その3 国産有名メーカーであること
これは必須条件かもしれません。Amazonなどを見てみると、2,000円〜3,000円くらいのよくわからないメーカーのバーナーがたくさん売ってます。
良い悪いさまざまなレビューがあるのですが、そもそも重大な事故に繋がりかねない火器をよくわからない中華メーカーなどで揃えるのはとても危険だと思い、信頼のおける国産メーカー(or Colemanなどと海外有名メーカー)にしようと考えました。
なお、今回紹介しているメーカーはすべて日本国内の安心できそうな有名メーカーです。
候補その1 SOTO FUSION レギュレーターストーブ ST-310
第一候補はSOTOのST-310。
キャンパーの間ではド定番バーナーですね。クモみたいな見た目が特徴。SOTOについては、ダッチオーブンやガストーチなどを所有しており、すでに信頼を置いています。
SOTOというメーカーは新富士バーナーという会社のブランド。愛知県豊川市にあります。見た目も可愛くコンパクトで良さそうなのですが、Amazonにて12/14時点で7,523円ほど。高くもなく安くもなく、一旦保留としました。
候補その2 UNIFLAME セパレートバーナー-US-S
次に名門ユニフレームのセパレートバーナー。
焚き火台で非常にお世話になっているユニフレーム。
ユニフレームは新潟県の燕三条エリアに本社を構える新越ワークスのブランド名。燕三条といえば鉄加工の街で、信頼感バツグン。
ですがこちらのバーナーは、ガスを送るチューブがピョーンと伸びている見た目が気に入らなかったのと、価格が12/14現在8,455円とやや高めのため見送り。
候補その3 スノーピーク HOME&CAMPバーナー
ド定番メーカー、スノーピークのバーナー。
これは迷った…!五徳をCB缶を入れる部分に収納するアイデア、収納した時の洗練されたカッコよさはさすがスノーピークと言わざるを得ません。
が、価格が12/14現在Amazonでも9,980円と高めなことと、意外と大きくて重いという評価も多く断念。でもこれはちょっと欲しい。
候補その4 イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
そして実際に購入したイワタニのジュニアコンパクトバーナーです。
コンロについて信頼と実績充分な岩谷産業のコンパクトバーナー。決め手は下記3点。
・価格(4,980円)
・コンパクトさ
・見た目
・メーカーの信頼性
1番大きかったのは価格です。2021/12/14現在Amazonで4,980円です。上記3つが7,000円〜10,000円くらいすることを考えると、コスパがめちゃくちゃいいです。
また、私はこれを買う前からイワタニのマーベラス2というアウトドア用のコンロを愛用しており、自宅や実家のカセットコンロもすべてイワタニ。気づいたらイワタニ色に染まっていたのです。
ということで、少々迷ったもののほぼ即決でイワタニのジュニアコンパクトバーナーを購入しました。
ジュニアコンパクトバーナーの使い心地
パッケージはこんな感じ↓。登山で使うことを前提としたパッケージですね。
屋内専用と書いてありますので、テントの中などで使うのは自己責任です。とはいえ、実際はColemanのウェザーマスター4Sワイド2ルームカーブの前室で使ったりしております。(あくまで自己責任です。)
自己責任ではありますが、もし2ルームテントの前室などで使用の際は一酸化炭素中毒と火災に十分気をつけましょう。
私は、使用の際は天窓と横の窓を開けて必ず換気をして使っています。
取り出してみると、緑のケースに入っています↓。良くも悪くも飾り気はありません。
フタを開けると、ギッチリ入ってます↓。
取り出してみます↓。
組み立ててみます↓。
うむ。カッコいい。スノーピークのバーナーほどではないが、これはこれでコンパクトかつ無駄がなくてカッコいいと思います。
カセットコンロを取り付けてみるとこんな感じ↓。
と、ここまではよかったのですが、こういう形のバーナーで必ず起こるのが輻射熱問題です。
輻射熱問題
輻射熱とは、鍋などの高熱の物体から放射された熱のことみたいです。
今回の場合で簡単に言うと、バーナーの上に乗せた鍋から発せられる熱のことですね。
こういったコンパクトバーナーにおける輻射熱問題とは、鍋の輻射熱によってCB缶が熱せられて、爆発するリスクがあることを指します。
数年前、カセットコンロを2つ繋げて、その上に一枚の鉄板を敷いて焼きそばを作っていたら、CB缶が爆発して大事故になったニュースがありました。
消防庁ではこういった事故への注意喚起のページもあります↓。
そこで活躍するのが遮熱板です。熱を遮断する板ですね。例えばこんなものがあります↓。
商品を見ていくうちに、遮熱のことなどちょっとどうでも良くなり、「コンパクトバーナーの横にテーブルができるってちょっとええやん」などと思い始めます。
ちなみに輻射熱の問題については、「正しく使っていれば必要ない」「むしろ本来のバーナーの使い方ではないため非推奨」などの意見があります。
一応こちらも自己責任でお願いします。
なお、後日今回紹介した組み合わせで使用してみましたが、遮熱板テーブルはかなり熱くなっていました。CB缶が爆発するほどかまでは分かりませんが、やはりイワタニのバーナーで調理器具を加熱するとそれなりの輻射熱が出ている事がわかります。
FUTURE FOX CB-JCB専用ステンレス遮熱板テーブル
そこで目についたのがこちらです。
FUTURE FOXというメーカーの遮熱板テーブル。FUTURE FOXとは、2020年4月から始まったという日本の信州のブランド。
最近はWAQといい、日本の新しいキャンプブランドも頑張ってますね。
この遮熱板テーブルは、イワタニコンパクトバーナーに遮熱板+テーブルの要素を加えたアイテムです。うん…カッコいいやん…と言うことで即買いしてしまいました。
価格はまさかのバーナーとほぼ同額の4,980円。言いたいことはわかりますが、惚れてしまったので買いました。
で、届きました↓。
箱を開けると、緑色のケースに入っています↓。
ケースを開けると本体が出てきます↓。なお、脚を開くのにある程度の力が必要です。割と硬め。一部Amazonレビューなどで「脚が硬すぎる」というレビューが散見されますが、バーナーの傍に置く物なのでこれくらいしっかりしてないと逆に不安になります。硬すぎくらいでOK。
あと、結構重いです。荷物を最小限にしたいバイクや徒歩キャンパーには不向きです。
目立ったバリなどはなく、表面は綺麗な艶消しの黒。結構高級感があります↓。
イワタニのバーナーをセットしてみます↓。
良い。かなり良い。
なお、CB缶は↓のように完全に遮熱板テーブルの下に隠れます。
これなら鍋や鉄板の熱がCB缶に伝わる事はなさそう。安心して料理出来ます。
なお、この遮熱板テーブルは、バーナーにカチッとくっつくわけではありません。「バーナーに合わせて穴が空いているテーブル」というイメージでしょうか。バーナーが固定されるわけではないので、ご注意ください。
なお、今回の遮熱板テーブルはイワタニのバーナー専用ですが、その他SOTOのST-310など色んなメーカーのバーナー用の遮熱板テーブルも出ていますので是非覗いてみてください。
CHUMS ブービーミニスキレット(5インチ)
さて、こんな素晴らしいバーナーとテーブルができたら、次に欲しいのはバーナーを使って調理できる1人分のスキレットではなかろうか。ということで次にオススメするのがCHUMSの5インチのミニスキレット↓。
メイドインジャパン↓。燕三条でしょうか?
開けてみるとこんな感じ↓。ブービーバードのロゴがかわいいです。
とりあえず自宅で肉や卵を焼いてみます↓。
いい感じ。そして本番です。イワタニのジュニアコンパクトバーナーにFUTURE FOXの遮熱板テーブルを組み合わせて、バーナーの上にCHUMSブービースキレットを置いて肉を焼き、ビールを開けた図です↓。
最高すぎませんか?
随分自分勝手に好きなものを買ったなと妻から揶揄されましたが、良いんです。ファミキャンだろうがソロキャンだろうが、自分のテンションをぶち上げるセットがあれば家族にも奉仕できるってもんです。
FUTURE FOX ファイヤーパッド
さて、最高のソロキャンセットが出来上がったと思いきや、先日のキャンプを終えてスキレットを洗ってみると↓。
シリコン塗装が剥がれていました。
これはおそらく、イワタニのコンパクトバーナーがかなり局所的に強い火を当てる仕様のため、一部だけ強く焦げてしまって塗装が剥がれてしまったのかと思われます。
そこで購入したのがこちらです↓。FUTURE FOXのファイヤーパッド。パッドを介してバーナーの炎を分散させることにより、上に乗せる調理器具への一点集中加熱を防ぎます。
開けたらこんな感じ↓
どうやって使うかというと、イワタニのバーナーに乗せるだけ。
五徳の形に溝切りしてあるので、カッチリハマります。
キャンプにて遮熱板テーブルと組み合わせたらこんな感じ↓。
良いですね。
加熱してみると、↓の通り。
パッドの網が炎を受けて真っ赤になっているのが分かります。直火よりかは分散されているっぽいです。
そして、今回紹介した全てを組み合わせたものがこちらです↓。
夜バージョン
朝バージョン
今回のセットに加え、以前紹介したサーモスのタンブラーで黒糖焼酎れんとのお湯割りを飲みながら分厚い肉を焼いています。
控えめに言っても最高…!
自分だけの調理・食事スペースができる嬉しさ
現在、ファミキャンをする際には、自分の定位置となるテーブルの前には必ずこのセットを設置しています↓。
加熱調理でスキレットを使用しない時はスキレットをシェラカップ代わりにして利用しています。
言葉にはしづらいのですが、なんというか男は「自分だけのスペース」に憧れや安心を覚える気がします。少なくとも私はそう思います。酒を置くのも、シェラカップやスキレットを置くのも、常に遮熱板テーブルの上です。それだけこのスペースが好きです。
この「自分だけの男のキャンプ調理&酒スペース」が気になった方、是非このセットを試してみてはいかがでしょうか。もちろんソロキャンプの方にもオススメです。
それではまた〜。
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