キャンプ!
どうもりーほーです。
キャンプを始めて買うグッズの中に必ずと言っていいほど入ってくるのがナイフ。
調理に使ったり薪割りに使ったりできるので、キャンプ中に一回は使うことがあり、尚且つものによってはかなり低価格で購入可能なので、持っている方も多いと思います。
今回は、フルタングナイフが欲しいと思い立って色々探した結果、トヨクニという高知県のメーカーの「独遊(ひとりあそび)」というナイフを購入したところ、見た目実力ともに最高〜!としか言いようがなかったため筆をとりました。
ナイフの種類
まずはナイフの種類を紹介します。なお、形や素材などで詳細にカテゴリ分けするとかなりの種類になると思われますが、ここでは非常にザックリと4つに分けて説明します。ナイフマニアの人からは怒られそうな内容ですがご勘弁ください。
マルチツールナイフ
VICTRINOXやLEATHERMANに代表されるようなマルチツールナイフ。↓のようなものが代表的。
筆者もこの手のマルチツールナイフを持ってはいますが、今のところキャンプで活躍したことは一度もありません。
なぜなら、ナイフとして使うには小さかったりで使いづらいので、どうしても他に持っているナイフ(OPINELや肥後守や独遊)を使ってしまうため。
これらマルチツールナイフは、良くも悪くも中途半端な為、利用シーンはかなり限られると思います。
とはいえ、VICTORINOXなんかは一種の憧れがあり、「使用予定はないのに所持しておきたい」という謎の魅力があります。
あとは、上にリンクのあるVICTORINOXのハントマンなんかはドライバーや缶切りやハサミ等もついているので、防災時の持ち出し用ナイフとしては結構オススメだと思います。
フォールディングナイフ
いわゆる折りたたみナイフです。私が所有しているのはこんな感じ↓のもの。
OPINELのNo.9とNo.7、肥後守の青紙割込(特大)とクロームナイフ割込(大)の4種類です。
これらは調理専用のナイフと割り切りましょう。間違えても薪割りをするバトニングなどに使ってはいけません。※折りたたみ式のナイフナイフなので、バトニングをしたら折りたたみ部が折れます。
OPINELと肥後守を比較した過去記事はこちら。
シースナイフ(ナロータング)
シースナイフとは、シース(鞘)付きのナイフ。代表的なものだと、Morakniv(モーラナイフ)というメーカーのCompanion。
カーボンスチール(炭素鋼)のものがこちら↓。
炭素鋼は錆びやすいので、黒鯖加工させるか使用後にしっかりと刃物用油でメンテナンスが必要です。
ステンレススチール↓
こちらはステンレスなので錆びる心配が少ないです。
いづれのモーラナイフも2,000円ほどで購入可能なのでナイフデビューにはうってつけのナイフと言えると言えます。
なお、こちらのモーラナイフのコンパニオンはナロータングと言われる種類です。ナローとは狭いという意味で、文字通りナイフの柄の途中までしかスチールが届いていない種類です。
画像で言うと、だいたいこの辺までナイフの刀身から繋がるステールが入っています↓。
柄の1番端まで入っていないのと、柄にめり込んでいる金属部分は割と狭めなため、後ほど紹介するフルタングナイフより強度は劣ります。
ナロータングのナイフでもバトニングなどはできなくはないですが、壊れても文句は言えません。
なお、私もフルタングのナイフを手に入れるまではこちらのコンパニオンでバトニングしておりました。何度も使っておりますが、実のところ壊れてはおりません。
ただ、ネットで色々検索してみると、壊れた事例もちょこちょこあるので、ガッツリバトニングしたい人はやはりフルタングナイフを購入しましょう。
シースナイフ(フルタング)
ナロータングのナイフに対して、フルタングナイフは柄の端までスチールが太めに入っているナイフを言います。
例えば、モーラナイフのガーバーグ。
モーラナイフ唯一のフルタングナイフです。
刃と一体のスチールが柄の先まで繋がっているので、そんじゃそこらのバトニングではナイフが折れると言うことはなさそうです。
価格は記事執筆時点で約10,000円。コンパニオンが2〜3,000円と言うことを考えると、かなり高いですね。
コンパニオンで何回もバトニングしていますが、今のところ折れてはいません。ただ、折れる時っておそらくいきなりバキッと折れるでしょうし、何より刃や柄の破片なんかが飛び散る可能性も否定できません。そうなったらかなり危険。
キャンプに行ったら必ずバトニングをする!と言う方は、安全を考えたらフルタングのナイフを所有することをオススメします。
トヨクニ 独遊(ひとりあそび)
独遊を選ぶことになった経緯
と言うわけで、今までのキャンプではモーラナイフのコンパニオンを使っていたのですが、破損の危険性などを考えてフルタングナイフを検討し始めました。
「フルタングナイフ」と検索すると、まず出てくるのは西洋式のナイフです。
リーズナブルなラインで行くとこの辺り↓。
高めだとこの辺↓。ヒロシさんが使っているというナイフ。
20,000円越えなのでだいぶ高いですね。
真ん中のラインが、先ほど紹介したモーラナイフのガーバーグ↓。
正直、フルタングを欲しいだけなら上二つの2,000円〜5,000円くらいのラインでも全然良さそうです。
それぞれ評価を見てみると、切れ味云々のいろんな評価がありますが、こんなものは研げば済む話です。
そんななかで、とあるYouTubeのキャンプ動画を見ていました。
この中で出て来た、みきかじや村のバトニングナイフというもの。
なんやこれ…めちゃめちゃカッコ良い…フルタングというか、刀身の延長にパラコードが巻かれているだけなのでもはや刀身そのもの。
このナイフを見た時に、この感じに強烈に惹かれました。
さらにいうと、やっぱり日本製って良いなと。日本刀という名の刀を作り続けて来た日本に生まれ落ちたからには、日本刀の技術が継承されたナイフが良いんじゃないかと。
というわけで、このみきかじや村のナイフ含め、日本製のナイフを探し始めたところで、トヨクニの独遊(ひとりあそび)にたどり着いたわけです。
トヨクニ 独遊(ひとりあそび)
まずは、様々な日本製ナイフの中からトヨクニの独遊を選んだ理由は下記3点。
・より日本刀に近い見た目
・ふるさと納税で手に入る
トヨクニの独遊を選んだ理由その① 刀身にパラコードを巻いただけの構造
まず第一に、みきかじや村のバトニングナイフを見て強烈に惹かれました。カッコいいな…と。
普通のフルタングナイフは、刀身の両側が木やプラスチックの柄で挟まれているだけの構造が多いように思います。
これでも強度的には問題ないとは思いますが、トヨクニの独楽やみきかじや村のバトニングナイフはそれらの上位互換というか、存在自体がほぼ刀身のみでそこにパラコードが巻かれているだけなので、錆びることはあっても壊れようがないんですよね。これが最大の決め手です。
トヨクニの独遊を選んだ理由その② より日本刀に近い見た目
私はキャンプや旅行などに行った際は、近くの神社に行くのが好きなんですが、大きな神社だと宝物殿なんてものがあったりします。
ここでは、場所によっては本物の刀剣を展示している事があります。私はこの刀剣展示が大好きで、あったら必ず中に入って鑑賞しています。
つまり日本刀を鑑賞するのが好きなんですよね。子どもが大きくなったら、いつかは刀剣を所持してみたいなんていう果てしない夢もあります。
トヨクニの独遊は、見た目や作り方がまさに刀剣そのもの↓。
日本刀の切先をそのまま切り取ったかのような見た目。最高じゃないですか?HPを見ると、「昔ながらの鍛造技術を駆使」とあり、本品をよく見ると鍛治師が一本一本向き合って作ってる事が伺えます。
この見た目が他のフルタングの何よりも刺さったので、トヨクニの独遊を選びました。
みきかじや村のナイフもかなりカッコよかったのですが、やや西洋ナイフ寄りな見た目に感じました。トヨクニの独遊の方が日本刀チックですよね。
トヨクニの独遊を選んだ理由その③ ふるさと納税の返礼品でもらえる
なんとこのナイフ、高知県南国市のふるさと納税(50,000)でもらう事が可能。
16,000円という価格でも充分価値があるナイフだと思いますが、実質2,000円のふるさと納税でもらえるとなるとお得を通り越して申し訳なくなって来ます。
が、やはりお金大事。という事で私も今回はふるさと納税の返礼品としてもらいました。
使ってみた感覚
実際に使ってみると、バトニングもフェザースティック作りもめちゃくちゃやりやすい。
まずはバトニングですが、この通り↓。
今回はキャンプ場で購入した針葉樹の薪をバトニングをしました。特に筋張った薪ではなかったので、バトニング難易度はそう高くはない薪ですが、非常にスムーズにバトニングできました。
次にフェザースティック。多分私のフェザースティック作りの腕がないばかりに大変汚い感じですが、刃がしっかりと薪に入っていくので、しっかり作れる人なら問題ないのだろうと思います。
なお、調理については基本肥後守かオピネルでやっているので、今回は評価対象外とします。
お手入れ
こちらのナイフ、素材は「土佐オリジナル白鋼」との事です。白鋼とは炭素を多めに含んだ鉄の一種なので、基本的には鉄製品と思って取り扱うのが良さそうです。
つまり、水分を含ませて放置したらすぐに錆びるということです。
キャンプでの使用時はしっかり水分を拭いて保管しましょう。
また、自宅で保管する際は鉄製品保管用の油などを軽く塗って保管するのが良いでしょう。
ちなみに私はこんなもの↓を買ってみました。保管時はこれを薄ーく塗っています。
メンテナンスフリーのステンレスナイフではないので、メンテナンスに自信がない人はやめておきましょう。
フルタングナイフナイフを探す日本刀好きは一択
色々書いてきましたが、フルタングナイフを探していて、尚且つ日本刀(や日本文化)が大好きな人はぜひ買うべきナイフです!
ちょっとだけメンテナンスの手間はありますが、「抜群な切れ味の良さ」、「日本刀の技術」という2つの特徴を兼ね揃えたナイフを使うことで、あなたのキャンプライフが少しだけ豊かになるかもしれません。
それではまた〜。
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