キャンプ!
突然ですが、キャンプで最も重要なことってなんでしょうか。
キャンプ飯、焚火、お酒などなど色々ありますが、筆者が訴えたいのは「睡眠」です。今回はキャンプの睡眠の質を爆上げするグッズを紹介したいと思います。
実はキャンプでかなり長い時間を睡眠が占めている
一泊二日のキャンプの時間割を想定してみましょう。
13:00 キャンプ場着
13:00〜15:00 設営(2時間)
15:00〜17:00 焚火、子どもと遊ぶ、まったりタイム(2時間)
17:00〜18:00 夕ご飯の用意(1時間)
18:00〜20:00 夕ご飯、お酒を愉しむ(2時間)
20:00〜21:00 お風呂、シャワーなど(1時間)
21:00〜 消灯
22:00〜6:00 睡眠(8時間)
6:00〜8:00 朝ごはん(2時間)
8:00〜11:00 撤収(3時間)
おそらくこんなスケジュールでしょう。
キャンプ場着から寝るまでが8時間のうち2時間の設営を除くと楽しい時間はわずか6時間。寝てる時間が8時間。翌日の2時間ほどの朝ごはんも楽しい2時間。一泊二日のキャンプにおいて楽しい時間は8時間、睡眠は楽しい時間とほぼ同じ長さの8時間になるわけです。
キャンプに行ってこれだけの時間を占める睡眠。これの質を上げるということは、イコールキャンプの質を大きく上げることに結びつきます。
キャンプを始めてみんながまず買うもの
さて、キャンプを始めよう!と思った方はまず何を買うでしょうか。
焚き火台、良いですね。テント、必要ですね。ナイフ、必要ですね。
ですが、あえて言います。テントとシュラフとランタンを買った後はインフレーターマットを整えるべきであると。
シュラフ(寝袋)だけではカラダバキバキ
テント、焚き火台、ナイフなどと共にみなさんシュラフ(寝袋)は買う人多いと思います。大事ですね。キャンプ場は高度が高くて寒いところも多いですから。
ですが、仮にシュラフだけで一晩過ごしたあなたはこう思うでしょう。「うわ…一晩寝ただけでカラダバキバキやな…」
キャンプ場の地面はいろんなパターンがあります。芝生や土ならまだ良い方で、水捌けの良さを狙って砂利や砕いた瓦材を敷き詰めたキャンプ場なんかはシュラフだけで寝たら地獄です。バキバキ地獄。
で、そんな時に多くの初心者キャンパーが購入検討するものがベッドになるようなエアーマット。たとえばこんなもの↓。
こういう類のエアーマット、悪いわけではないんですが、非常に壊れやすいです。
事実、私も似たようなエアーマットを所持していたこともありましたが、数回目の使用で壊れて空気が全て抜けました。キャンプの夜にですよ。それしかないのに。ただゴミを持ってきてゴミを持って帰るだけというとても悲しい結果になりました。もちろん背中はバキバキです。
こういう簡易的なエアーマットは絶対にやめましょう。
Colemanのキャンパーインフレーターマット ハイピーク ダブルがオススメ
で、そんな私が勧めたいのが「インフレーターマット」と呼ばれるもの。
たとえばこんなものがあります↓。
中でも私が所有していてオススメしたいのがこちら↓のColemanのキャンパーインフレーターマットハイピークダブル。
これらのインフレーターマットは、↑で紹介した普通のエアーマットと違い、生地がかなり頑丈にできており、上で馬鹿みたいに飛び跳ねたりしない限りは穴が空いたりはしません。現にColemanのキャンパーインフレーターマット ハイピークダブルを2年くらい使っておりますが、壊れる気配がありません。
ふくらましてみると↓のような広さ。大人2人なら余裕で寝られるサイズです。
Colemanのウェザーマスター4Sワイド2ルームカーブのインナーテントに広げてみた図です↓。
こちら↓はロゴスのナバホtepee400で設置した写真。(上にタオルを敷いています。)
どうです?広そうでしょ?
大人2人なら割と余裕、大人2人+子ども1人だと手狭という感じです。
ではこれから基本スペックやメリットデメリットを紹介していきます。
キャンパーインフレーターマットハイピークダブルの基本スペック
まずは基本から。広げて膨らませた時の大きさは↓の通り。
Amazon商品ページより引用
一般的なベッドのサイズは、セミダブルが横幅120cm、ダブルが140cmなので、ハイピークダブルはセミダブルとダブルの間の大きさです。大人2人なら普通に寝られるし、+幼児1人くらいならギリ寝られるくらい。
なお、縦方向の大きさは一般的なベッドは大体195cmほどなので、十分な大きさ。
次に厚みですが、脅威の10cm。実際に膨らませて寝てみると、完全に地面から浮いていることがわかります。これが意味するところは、地面の熱を空気で遮断できるということ。10cmによる詳しいメリットは後述します。
ちなみに8cmのインフレーターマットも持っていますが、こちらは寝転がると地面に体の一部が付いてしまうことがあるため、10cmと8cmでは雲泥の差があると言えます。
キャンパーインフレーターマットハイピークダブルのメリット
メリットその① 地面のゴツゴツを感じない
先ほども説明した通り、厚さが10cmあるので地面が砂利だろうが砕いた瓦であろうか一切関係なく快適な寝心地を得られます。これが最大のメリットです。
これ、冗談抜きに家のベッドと本当に変わらない感覚で寝られます。
そのほか所有しているWAQの8cmのインフレーターマットについては、地面に直で使うにはちょっと薄いので、コットの上に敷く専用のマットになっています。
こんな感じです↓。
メリットその② 地面の熱/冷たさを遮断できる
ダウンジャケットが暖かい理由をご存知でしょうか。空気を含む羽毛を纏うことにより空気の断熱層を作り、冷たい外気を遮断する事により暖かくなります。
キャンパーインフレーターマットハイピークダブルもまさに同じ原理で、地面から10cmの空気層を作り出すことができるため、夏は暑い地面の熱を遮断し、冬は冷たい地面の冷たさを遮断します。つまり夏は涼しく、冬は暖かいわけです。
メリットその③ 来客時や災害時の簡易ベットになる
キャンプとは関係ないですが、友人などが家に泊まりに来た際の簡易ベッドとしての役割も充分に発揮します。おそらく、硬いフローリングに布団を敷いただけよりだいぶ寝心地は良いでしょう。
もしもの災害時、持ち出せるかどうかという話はもちろんありますが、例えば避難所などに持って行く余裕がある場合は活躍しそうです。
ただし、人命最優先なので、被害状況などから持ち出せるか否かの判断は慎重に行なってください。
キャンパーインフレーターマットハイピークダブルのデメリット
デメリットその① そこそこ高い
Amazonで見ると、2023/12時点で約16,000円。
Amazon価格なので公式よりだいぶ安く、定価は22,000円くらいです。
テント買ってシュラフ買って焚き火台買って、お金がなくなってきたところに16,000円。結構なダメージですよね。
デメリットその② 満タンまで空気を入れるのが大変
インフレーターマットの一つの特徴が「空気弁を開けたらある程度まで勝手に空気が入る」という点。確かに利点なのですが、自動で入る空気量だと本来の力を発揮できません。ヘニョヘニョすぎて寝心地最高とは言いづらいです。
そこでこのキャンパーインフレーターマットでは収納袋を使って空気を入れるのですが、これが割と重労働。夏のキャンプだと、この作業で間違いなく大汗をかきます。
なお、こちらのデメリットは後述するinnhomの携帯式エアーポンプを購入する事で解決できます。
デメリットその③ 収納時のスペースがデカい
快適な寝心地という事は、裏を返せば生地がしっかりとしているという事。公称では収納時の大きさは31φ×70cmと記載があります。
Amazon商品ページより引用
実際に測ってみたところ、数字としてはほぼ一緒です。
これがどの程度の大きさかというと、実際車に積載しようと思うと結構デカい。体感的には、4人寝られる大型のテントと同じくらいだろうか。一応iPadと並べてみた図↓。
寝心地改善には大きな効果のあるColemanのキャンパーインフレーターマット ハイピークダブルですが、車の積載にすでに余裕がない人にはオススメできません。
合わせて買うと良いもの:innhomの携帯式エアーポンプ
一緒に購入をオススメしたいのがこちら↓の携帯式エアーポンプ。
製品ページ的に中華臭プンプンなので半信半疑で買ってみたのですがこれが大正解。
良かった点は以下の2点です。
innhom携帯式エアーポンプ買ってよかった点その① ほぼ全自動で空気が入る
エアーポンプなので当たり前ですが、キャンパーインフレーターマットハイピークダブルに全自動で空気が入ります。
他のエアーポンプではなくこちらをオススメするポイントはズバリアタッチメントにあります。
こちら↓はAmazonの販売ページの画像です。
Amazon商品ページより引用
この左下に写っているアタッチメントがかなり優秀です。1番右に写っているコレ↓。
Amazon商品ページより引用
これがキャンパーインフレーターマットハイピークダブルの空気穴にジャストフィットします。
実際に使ってみるとこんな感じ↓。
ピッタリです。一切空気は逃げません。ものの数分で満タンまで空気が入ります。
なお、現在はより小型化されたものも出ている様子。
こちらは試してないのでわかりませんが、似たようなアタッチメントが付いているので同じように膨らませることができそうです。
innhom携帯式エアーポンプ買ってよかった点その② 空気抜きもほぼ全自動
空気を入れることができるこちらのポンプ、抜くことも可能です。
反対側の穴にアタッチメントをつけます。
するとこの通り↓。空気を抜くことが可能。
マット自体のデメリットのところでも触れましたが、このマット、収納時は結構嵩張ります。人力で折りたたんでいけばある程度は空気を抜けるんですが、どうしても空気が中に残るのがずっと気になっていました。
innhomの携帯式エアーポンプで空気を抜く事により、できる限り中の空気を抜くことで収納時の大きさを少しだけですが小さくすることができます。
4,000円を余計に払うことができる人は絶対に買いです。
この2つがなければうちのキャンプは成り立たない
現在、うちのキャンプは、キャンパーインフレーターマットハイピークダブルとinnhom携帯式エアーポンプが無ければ成り立ちません。
趣味で行っているとはいえ、家族にある程度不便を強いるキャンプです。せめて寝る時くらいは快適に寝てほしい。
もしこの記事を読んでいる方で、子どもや奥さん、旦那さんから「キャンプって夜寝られないから嫌」なんて理由で行けてない人がいらっしゃいましたら、是非本製品を検討してみてください。キャンプショップなどに行ってみたら展示品で寝っ転がって確かめることも可能です。
キャンプの醍醐味は、寝ること以外の焚き火やご飯や野外遊びにあります。就寝時の不快感を理由にこんな楽しい遊びをしないなんて勿体ないと思います。車の積載スペースとお金に余裕がある人は是非一度検討してみてください。
どうかすべての未使用キャンパーに届きますように!
ではまた〜。
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