キャンプは沼だ…そう思わざるを得ない商品に出会ってしまった。
何にって、Alpine DESIGNのポップアップシェルターテントⅡという商品です。
何が良いかって端的にお伝えすると、WAQのコットとインフレータブルマットを組み合わせると最高の寝心地であることは以前の記事でお伝えしましたが、AlpineDESIGNのポップアップシェルターテントⅡは、そのコットをソロキャン用のテントに早変わりさせてしまうという素晴らしい機能を持っています。
今回は使い心地を皆さんにお伝えします。
我が家のテントについて
まずはこちらを説明しておくべきでしょう。
ウチにはテントは2種類あります。まずはエース、Colemanのウェザーマスター4Sワイド2ルームカーブ。
こちらの記事で割と詳細にレビューしているので、検討されている方、お時間のある方は是非見てみてください。本当に最高なテントです。
2泊3日の本気(マジ)キャンプ、寒い冬キャンプなどはこちらがメインのテントです。
また、特段ブログには書いていませんが、もう一つ初心者時代に購入したBearsRockのワンタッチテントがあり、自宅から割と近い近郊キャンプや夏の一泊キャンプなどではこちらを利用しています。大きさは、Colemanのインフレータブルマット、ハイピークダブルがちょうどすっぽり収まるくらいの大きさです。
我が家は現在そろそろ4歳の子どもを含む家族3人ですが、まぁまぁそれなりに寝られる大きさです。
で、いろいろキャンプ用品が欲しくはなるものの、テントは当分買わないだろうなぁ…と思っていたところ。近所のスポーツオーソリティに立ち寄ってみたら、Alpine DESIGNのポップアップシェルターテントⅡに出会ってしまった訳です。
Alpine DESIGNについて
Alpine DESIGN(アルパインデザイン)は、スポーツオーソリティの自社オリジナルブランド。
キャンプギアからキャンプ用の服などをリーズナブルに扱っている印象です。
Alpine DESIGN ポップアップシェルターテントⅡ
見た目はこのような感じ↓。
よくあるポップアップ式のサンシェードなんかと大きさは似ている感じです。これが、ソロ用のテントになります。
まずはこのテントのメリットとデメリットを先に書いてみます。
・メリット
かさばらない(薄い)
設営が楽
コットがテントになる
安い(単体だと)
・デメリット
かさばらない と言いつつも、縦と横はそれなりに大きいので登山やバイクキャンパーには向かない
雨が降った場合はやや不安あり
それでは一つ一つ検証してみましょう。
メリット① かさばらない
まずは基本的な大きさについて。
■使用サイズ:約253×203×80(h)cm
■インナーサイズ:約236×78×80(h)cm
■収納サイズ:約68×68×10cm
■重量:約2.6kg
■耐水圧:1,500mmスポーツオーソリティ公式HP(https://www.sportsauthority.jp/shop/g/g63647770/)より引用
実際に届いた時の印象は、「薄いな」でした。よくあるポップアップテントと同様、円形のケースに収納されています↓。
直径は60cmちょい↓。
長めな肩掛け用のヒモがあるので、↓のように肩掛けでの持ち運びが可能。
2.6kgとありますが、そこまで重い印象はありません。
メリット② 設営が楽
設営はとにかく楽です。まずはこちらをご覧ください↓。
少々手間取っていますが、袋から出したら投げるだけでインナーテントは設営可能です。その間約10秒ほど。恐らく慣れれば2秒です。
フライシートについても、ポールを一本組み立ててインナーテントに取り付け、その上にフライシートをかぶせて紐でくくるだけ。ここまでで2-3分です。
これにペグ打ちを入れても10分くらいで設営できちゃうでしょう。とってもお手軽。
メリット③ コットがテントになる
これが個人的に最強のメリットです。
このポップアップシェルターテントⅡは、メーカーを選ばずコットの上に乗せて使うことが可能です。このような感じ↓。
こちらはインナーテントのみ。フルメッシュなので、夏場はこれだけで蚊帳として使用可能。2ルームテントの前室にコットだけ置いて寝る…みたいな時に良さげ。
こんな感じ↑で今まではコットのみを置いて寝てましたが、前室は頻繁に出入りするため夏場は虫が入っている事も多いです。そんな時に便利。
そしてさらに、コットの上のインナーシートにフライシートを掛けることにより、完全なるテントに進化します↓。
テントの中にはWAQのインフレータブルマットを入れています。ジャストフィット。
なお、コットとインナーテントの固定はベルトのみ↓。
買う前は少々心許ないか…?とも思いましたが、しっかり固定すればずれる事もなさそうでした。
自宅ではペグ打ちが出来なかったため、外で実際にペグ打ちをしてみました↓。
設置してみたらこのような感じです。うむ、普通にテントだ!
外で撮り忘れてしまったが、テントを開くとこんな感じ↓
中には頭がくるであろう両端にランタンハンガー↓や
スマホなどを入れられる小物入れ↓などがある。なるほど、痒いところに手が届く仕様だ。
なお、私は身長178cmと少しデカめではあるが、ゆったり寝転がることができた↓。
なお、上半身を起こしたら頭は天井に付いてしまう。これは致し方ないかも。
なお、インナーテントとフライシートにはペグ打ち用のゴムがついてはおりますが、コットの上に乗せたらそのままではペグ打ちはできない。
つまり固定できないという事なので、別途ガイロープを用意する必要がある。詳しくは後述します。
メリット④ 安い(単体だと)
さて、こちらのAlpine DESIGNのポップアップシェルターテントⅡですが、単体では10,989円(税込)ととても安いです。
ただ、ここまでいろいろと書いてきたように、このテントはコットと組み合わせて初めて真価を発揮すると思っています。
コットと組み合わせて購入しようとすると、例えばWAQのコットだと15,000円ほどするため、合計で25,000円くらいになってしまいます。
これならば、同じくらいお金を払って別のソロ用テントを買ったほうが良い気もします。
もちろんこのテントを単体で地面にそのまま設営して使っても良いのですが、インナーテントの耐水性がそこまで優れているように見えないため、降雨時が怖いですね。
このテントは、あくまで「コットをすでに持っている人がコットをソロテント化させる」という使い方がベストなような気がします。
デメリット① 登山、バイクキャンパーには向かない
収納時がこれくらい↓あるので、車のキャンパー以外はちょっと難しいかもしれません。
登山キャンプやバイクキャンプはいかに荷物を減らすかが勝負かと思いますので、選ばない方が良さそうです。
デメリット② 雨が降ったら不安
このテントの公称耐水圧は1500mmです。ガッツリ雨が降るキャンプだと不安が残ります。
ちなみに、Colemanのウェザーマスター4Sワイド2ルームカーブは耐水圧3000mmです。めちゃくちゃ降っても大丈夫です。
コットに乗せてペグで地面に固定する方法
ポップアップシェルターテントⅡにはペグとフライシートにもともと括り付けられたガイロープはついてくるものの、フライシート各所をペグダウンするためのガイロープは付属していない。そこで、自分でガイロープを準備する必要があります。
こちら↓は100円ショップSeriaのガイロープ。1本100円です。
こちらの黒を使います。
Seriaのガイロープは3mほどありますが、今回はフライシートの下端から地面までで良いので、60cmほどにカットします↓。
この長さはコットによっても変わるかと思いますので、皆さんで自由にアレンジしてください。
それを、こちらもSeriaに売っている自在金具↓を通します。
フライシート下端のゴム部分にもやい結びで括り付けます↓。
これを4カ所やります。
この時忘れてしまったんですが、後で実際に設営するときに、インナーテント用で60cmをあと2本、フライシート用で1mほどをあと2本必要であることに気づき、追加で用意しました。
つまり、ポップアップシェルターテントⅡをコット上に設営する場合は、60cm6本と1m2本の計8本のガイロープが必要になります。
なお、ペグは付属しておりますが、細いペグで心許ないので、こちらもSeriaのペグを使っています。
8本の短いガイロープを使って設営してみた様子はこちら↓。
これで結構ガッチリ設営できました。
コットを持っている人にはおすすめ
こちらのポップアップシェルターテントⅡ、すでにコットを持っていて、ソロテントが欲しい人にはかなりオススメ。
雨のキャンプで使ったわけではないので、降雨時の耐水性能は未知数です。上にタープを貼ったほうがベターなような気がします。
雨キャンプをする機会があったらガッツリ雨に濡れるように設営して試してみようかと思います。
ソロキャン予定の人は選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。
それではまた〜。
コメント
[…] 赤の方は割と鮮やかな赤ですね。自在金具が青で結構カッコいい。100均にありがちなダサさがありません。黒はまぁ普通な感じ。目立たず、場所やテントを選ばずに使えそうです。ちなみに、Alpine DESIGNのポップアップシェルターテントⅡの追加ガイロープで使ったロ…もこちらです。 […]