言わずと知れたことではありますが、DODから出ているテキーラテーブルは非常に無骨かつアレンジが多彩でとても良いテーブルです。今回はこのテキーラテーブルでワンポールテント用のテーブルアレンジを実践してみたのでお伝えします。
テキーラテーブルを購入した経緯
我が家ではテントを2つ持っており、1つはColemanのウェザーマスター4Sワイド2ルームカーブ。全天候型のテントで、大きな前室があるため、冬の家族お篭もりキャンプなどに大変重宝しています。
そしてもう一つ持っているのが、LOGOSのナバホ tepee400というワンポールテント。こちらは広さがあるわりに設営と撤収が楽なので、子どもと2人でキャンプに行くときなどは大変便利です。
で、このワンポールテントで寝泊まりする際に、「真ん中にテーブルがあったら便利だな」と思い、いろいろと物色していたところ。DODのテキーラテーブルでできるのでは?と思い、購入した次第です。
DOD テキーラテーブル
まずはDODというメーカーについて触れておくべきでしょう。
DODは日本のアウトドアメーカー。有名どころだと、以前私が購入を検討したカマボコテント、ハンペンインザスカイなど。名前の付け方はガッチリ受けウケを狙いにいってるんですが、製品自体はニーズを良く捉えた優秀な製品が多いメーカーという印象です。
で、今回買ったテキーラテーブルは、わりと昔からあるラインナップだったように思います。
鉄のプレートと、レッグと呼ばれる鉄の枠で構成されています。届いたものを開けてみたのがこちら↓。
使い方は、鉄のレッグでプレートを両側から斜めに支える感じ。わかり辛いので、公式の画像を拝借します。
DOD公式HPより引用
こんな感じで使うテーブル。初めはコツがいりますが、慣れてくれば設営はそんなに難しくはありません。
なお、このテキーラテーブルはアレンジ方法が多彩です。
DOD公式HPより引用
焚き火台の周りを囲うように置いて囲炉裏テーブルにしたり、2段に重ねてみたり。テキーラテーブルに付属してくるプレートは耐火性があるので、焚き火の近くや、なんなら直火にかけても問題なしです。
ワンポールテント用にアレンジ
さて、このようにアレンジ多彩なテキーラテーブルですが、今回はこれをワンポールテント用のテーブルにアレンジしてみたいと思います。
なお、ここで指すワンポールテント用のテーブルとは、テーブルの真ん中にワンポールテントのポールがブッ刺さるやつです。
こんなんとか↓
こんなんとか↓
こういうのです。これらは少なくとも5,000円以上はしますし、なによりワンポールテントの時しか使い道がなさそうなのが気になり、テキーラテーブルでアレンジしてみようと思った次第です。
1×4材を加工する
さて、ご存知の方も多いように、テキーラテーブルは、1×4材、1×6材の薄さがピッタリとレッグの隙間に入るように設計されています。
1×4材というのは、19mm x 89mmの寸法で切り出された木材のこと。こんな感じ↓で販売されています。
今回はテキーラプレートが2本と1×4材が2本でテキーラレッグMの横幅がちょうどハマることに目をつけ、1×4材を用いてテーブルを製作をしてみました。
手順1 1×4材を購入し、店舗で約91cmに切ってもらう
まずはホームセンターで1×4材を購入し、テキーラプレートと合わせた長さである91cmに切ってもらいましょう。大抵のホームセンターは、店舗で買った木材であればカットをしてくれるサービスがあります。(1カット○○円 などの価格設定がある。)
なお、ホームセンターに売っている1×4材は、すべて同じように見えてそれぞれ結構個体差があります。曲がっているもの、一部抉れているもの、ささくれがたくさん立っているもの。たくさん置いてあるので、出来るだけまっすぐで、抉れていない綺麗な1×4材を選ぶようにしましょう。
買ってきたら、自宅で加工開始です。
手順2 面取りをする
まずは面取りをしましょう。買ってきたばかりの木材は、ささくれなどが出ていて、指に刺さったりと大変危険。
まずは、紙やすりや電動ドライバーなどで角という角を滑らかにします。こんな感じです↓。
今回は、以前に記事にしたMakitaのペンインパクトドライバーTD021DSHSP+DAISOのグラインダーで面取りをしています。
手順3 ワンポール用の穴を開ける
さて、1×4材の基本の加工が終わったらワンポール用の穴を開けます。開けた後の1×4材はこんな感じ↓。
先に完成形をお見せしますが、テキーラレッグMでワンポールテント用テーブルを作る場合、外側にテキーラプレートを2本、内側に1×4材2本という組み合わせで作ります。こんな感じ↓。
なので、丸い穴は隣り合う1×4材の長辺の端同士にそれぞれ半円状に開け、設営時はポールを挟み込むように組み立てるテーブルとなります。
今回は、先ほどのMakitaのペンインパクトドライバーTD021DSHSPプラスDAISOグラインダーと、家にあった肥後守の割込(中)で加工しました。↓の写真の下から2番目の黒いやつです。
ただし、このやり方はハッキリ言って失敗。皆さんはマネせず、↓のような丸型のノミを使って欲しいです。超苦労しました。
やり方としては、ノミでひたすら削る→グラインダーで滑らかにするを繰り返し、綺麗な半円にしていきます。
こんな感じで↓丸く削ります。
ポールに通してみます↓。
いい感じです。次は塗装です。
手順4 塗装する
穴まで空いたらそのまま使っても良いのですが、塗装をした方が木の耐久性が上がるのと、単純に見た目が無骨でカッコ良くなるのでオススメです。
ちなみに私は↓を使いました。カインズオリジナルの塗料です。
で、塗り終わった1×4材がこちら↓。表面はダークブラウンで塗り、
裏面はダスティグリーンで塗りました↓。
気分によってダークブラウンだけでも良し、ダスティグリーンを混ぜても良し、ってな感じでカスタマイズできるようにしてみました。
いい感じに塗れました。
ワンポールテント内で使ってみた
実際に使ってみた様子はこちら。ダスティグリーンを入れてちょっとカラフルな感じ↓。
Colemanのインフレータブルマット ハイピークダブルと並べてみると↓。
このテーブルを境目に、入って右奥が寝室、左側が居住スペース と言った感じで分けられるので、このテーブルを作ってみてよかったと改めて思います。
両面ダークブラウンでシックに↓。
他のアレンジ
ワンポールテントテーブル以外で使うこともあります。耐火性があるので、焚き火前のBBQテーブルとして↓。
無骨なテーブルなので、コーヒーミルなんかが似合います↓。
汎用性の高さが良い
使ってみて実感したのですが、ワンポールテント用のテーブルをアレンジが自在に効くテキーラテーブルで作って本当によかった。
ワンポールテント専用テーブルを買っていたらほぼそのためにしか使わなそうだし、単独で買うと割と高いし…。
テキーラテーブルであれば、今日はワンポールテント用のテーブルはいらないな〜と思ったら即座に普通のテーブルや焚き火テーブルにアレンジができる。要は、その場の思いつきとアレンジ次第でかなり色々なレイアウトにアレンジできるということです。この点がテキーラテーブルを買って1番よかったと思える点でした。
また、この記事執筆中に、更なるアレンジを求めて、テキーラレッグのみ追加購入しました。
新しいアレンジが浮かんだらまた記事にしてみますね。
割と手軽にDIYできる
そんな汎用性が高いテキーラテーブルですが、1×4材の加工はDIY初心者でもとっつきやすいと思います。今回はMakitaのインパクトドライバーを使いましたが、上で紹介したのみと紙やすりだけあれば作ることが可能です。(少し大変ではあります)
無垢の材でテーブルを作っても、それはそれで無骨でカッコ良いと思います。皆さんの思うがままにテキーラテーブルをアレンジしてみてはいかがでしょう。
それではまた〜。
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